「あれ?」急にめまいがしてふらふらとそこに立ちすくんでしまった。それは今から20年前の事でした。今までカゼ以外に大きな病気などした事のない私でした。ある日、突然に私を襲った病は何だったのか、その当時は病院でも原因不明でした。
ふらついて病院にいった私は、すぐさま血圧を計られ、医師から「鬼塚さんはよくこの血圧で今まで歩けましたね。」と言われました。上が60でかなり低かったようです。
医師から、「どこか出血していませんか?」と聞かれましたが、外見からはどこにも外傷はなく、「便はどんなですか?」と聞かれ「ここ2週間ばかり下痢気味で、黒い便です。」と答えると、すぐさま肛門から直腸の検査をされました。そして医師は言ったのです。「内臓のどこかで出血しています。」便が黒いのはタール便といって出血した便が酸化して黒くなっているとの事でした。出血箇所を調べるために胃カメラや大腸などあわただしく検査が始まりました。血圧が下がっているために同時に大量の輸血も必要となり、住民の方々にお願いして献血していただきました。
結局、与論島では原因がわからず、このままだと危険だということで、翌日、飛行機で沖縄市内にある病院に搬送され、再検査することになりました。出血のほうは止まっていないため、途中、止血剤を投与してもらいました。結局、沖縄でも出血場所が特定できず、1ヶ月入院した後に退院することになりました。
当時、私は東京から帰郷したばかりで、昼間は土木作業をして、夜は遅くまで友人と会社設立準備のための手続き関係の書類作成に追われ、かなりハードな生活でしたので、疲れやストレスで神経も参ってしまい、体の内部のどこかで出血していたのではないでしょうか。
ただ、大病のおかげで、病院に入院中、三途の川を見ることができました。また、家族の誰かが病気をすると色々な面で大変だということ、何と言っても健康が第一だと思い知らされました。ウコンとの出会いもそんな経緯があってのことでした。
会社も設立し、マリン事業や住宅のメンテナンスを始める傍ら、自分の経験も活かして健康に関する事業もしたいと思っていましたので、健康グッズやサプリメントなどを扱いました。そしていくつかサプリメントを販売しているうちに出会ったのがウコンでした。。
ウコンの効用を調べてみると、五臓六腑に効果ありと書いてありましたので、身体に良いものだと思い、素人ながらウコンに関する書物などを買っては読み調べをしていました。最初は、他者が販売している商品を仕入れて販売していたのですが、せっかくなら自分で栽培・加工して商品にしたいという思いでいっぱいになりました。原料や加工方法を沖縄で学び、自分の畑で無農薬有機栽培しました。半年後に加工工場も何とか建てることができ、現在に至っています。。
ウコンと出会って十数年経ちますが、その間にテレビや雑誌等でも幾度となく取り上げられ、認知度も高くなりました。扱った当初は、苦いとか薬のにおいがする、飲みにくいなどと色々言われ、人気もなかったのですが、今ではお客様からは感謝や感想、励ましのお手紙をたくさんいただき、自分の思いを信じてよかったと思っています。
その後、病気は再発もなく、52歳になった現在まで元気に働いていますが、ウコンを飲み始めたおかげと思っています。そのほかにもウコンを飲み始めて、色々な面で変化がありました。大病して輸血をしたせいか、血液がB型陽性になっていたのですが、何年前にマイナス陰性になっていたのです。また肝臓のBPT,GOTも正常値で疲れも残らなくなりました。昨年ははじめて与論マラソン(リレー部門)に参加してハードなコースも完走することができました。
私が製造したウコンをご飲用いただいているお客様に厚く感謝申し上げます。これからも良い製品作りに精進してまいりますので、宜しくお付き合いいただきますようお願い申し上げます。
ヨロン島自然薬草本舗 鬼塚右近
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